太刀魚の身は一年中食べられますが、白子は産卵期の夏限定の料理になります。
刺身のコリコリとした食感とは異なり、熱を通した太刀魚の身はフワフワな食感になり、タチウオの白子は全く癖が無く、万人受けする天ぷらだと思います。
とは言え、白子を天ぷらにする場合は、鮮度の良いもので無ければ食す事が出来ませんので、釣り人か漁師さんじゃなければ食べられない珍味とも言えます。
材料(2人分)
タチウオ=極力鮮度が良いもの1本 / 純米酒(又は焼酎)=適量 / 薄力粉=適量 / 氷=3粒
レシピ
■太刀魚の身は三枚に下ろし、半身を小さいものなら2等分、大きいものなら3等分します。
■白子は皮などの余分な所を取り省きます。特に腹側の黒い皮が残るとエグミが出ますのできれいにしてください。
■身と白子に軽く薄力粉をまぶします。
■日本酒(焼酎)約1カップに氷を4粒程度入れ、氷が溶けるまでかき混ぜてから篩っておいた薄力粉を入れてかき混ぜます。
小麦粉の分量は、木の菜箸で混ぜたとき、軽くポタポタと落ちる程度です。
モッタリとしているようだと薄力粉が多すぎます。
■薄力粉をまぶした太刀魚の身と白子に衣を付け、180度弱に熱した油で揚げれば出来上がりです。
温度計(油温計)が無い場合は、木の菜箸を油に入れたとき、菜箸から細かい気泡が出てくる頃合が凡そ180度弱です。
揚げ時間は音で聞き分けます。
入れたばかりのジュワァーと言う音が、水が弾ける様なパチパチと言う音に変わったら揚げ終わりです。
凡そ1分程度だと思います。
フグやたらのように感動する美味しさとまでは行きませんが、夏の魚料理の一品に加えてはいかがでしょうか?